香港 アジア 旅と食事のススメと投資の記録

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香港IPO: 譚仔雲南米線、譚仔三哥米線。香港で知らない人はいない米線チェーン店を運営「譚仔國際」IPO。親会社、丸亀製麺のトリドール(TYO:3397)トリドールの広東語表記は「東利多」

香港IPO,久しぶりに賑わっております。

譚仔國際のIPO

香港在住であれば知らぬ人はいない米線チェーン店を展開。2017年に日本企業「トリドール」が買収。「丸亀製麺」や「肉のヤマキ商店」のあのトリドール

譚仔 上市」で検索してみると多くの記事で賑わっているので、その注目度も高いのだと思います。

 

旧正月開けから気になるIPO案件はそれなりにあったにはあったのですよね。

しかしっ!

百度(Baidu)、嗶哩嗶哩(Bilibili)、汽車之家(Autohome)など気になる企業はどれもアメリカで上場済ということで香港市場は今ひとつ盛り上がらず。と、いうより、アメリカで上場してるし、まぁ、触れない方が良いんじゃないでしょうか……という雰囲気の中で行われた感じで、私自身も参加せず。

AAStock(2021年4月20日)午前11時頃の資料、貼っておきます。

f:id:hongkonghongkong:20210420121211p:plain

AAstock IPO関連の最新情報はこちらから確認できます。

新股頻道 IPO - IPO主頁

 

そんな今ひとつパッとしない香港のIPOですが、今回久しぶりに話題となっているのが「譚仔國際」のIPO申請。

譚仔はもともと車仔麺式麻辣米線の「譚仔雲南米線」から始まったのですが、香港の有名店あるある物語の例に漏れずお家騒動の末、トリドールが買収「世の中色々あるけれど、まぁ、それぞれ仲良くやっていきなさいよ」という感じで各ブランドともそのまま運営、現在に至っていますね。

 

譚仔米線といえば「譚仔雲南米線」「譚仔三哥米線」「三哥」「六哥」など似たような名前が度々登場し、地元香港ヤンですらその区別がアヤフヤになるくらい絡まっておりますが、その辺のこんがらがった事情の説明はここではバッサリ端折り、お店の様子を知るにはやはり日本語表記のトリドール関連のサイトや記事がわかりやすいでしょうか。

トリドールホールディングのブランドサイト

譚仔雲南米線 / 譚仔三哥米線 | 株式会社トリドールホールディングス

香港ポスト(2018年4月12日):譚仔米線の買収で注目を浴びる

譚仔米線の買収で注目浴びる – 香港ポスト | 香港日本語新聞

 

譚仔國際(Tamjai International)のオフィシャルサイト:

https://tamjai-intl.com/

譚仔雲南米線のオフィシャルサイト:

https://tamjaimixian.com/

譚仔三哥米線のオフィシャルサイト

譚仔三哥 

 

それでも「譚仔雲南米線」「譚仔三哥米線」の違いを知っておきたいという方はこちらがわかりやすい。

晴報(2021年4月19日):【譚仔上市】關鍵數據投資價值 話你知譚仔同三哥有乜分別?

【譚仔上市】關鍵數據投資價值 話你知譚仔同三哥有乜分別? - 晴報 - 健康財富 - 穩錢搵錢 - D210419

 

トリドールのIRニュースで関連ニュースが発表されていたのでリンクしておきます。

トリドールIRニュース(2021年4月16日):香港孫会社による香港証券取引所への上場申請に関するお知らせ

https://pdf.irpocket.com/C3397/CzAL/GZjs/XtmV.pdf

こちらのお知らせを読んでビックリ!これだけのチエーン店だものとっくの昔に中国本土には進出済みだろうと思っていたら、意外や意外、つい最近中国に進出したのですね。最近どころか今年の4月ですって!先々週の出来事かっ!やはり中国本土は本場だし、専門店も多くあるしで難しかったのかしら?

それとも、あれ?香港でIPO申請だ、その前にチャチャッと中国本土に実績少し作っとけっ!!って感じでオープンしたのかしら?

 

日経新聞(2021年4月16日):トリドールHD、香港で人気の米粉麺のヌードル業態「譚仔雲南米線」が中国本土に2店舗オープン

トリドールHD、香港で人気の米粉麺のヌードル業態「譚仔雲南米線」が中国本土に2店舗オープン :日本経済新聞

ちょっ!日経新聞さん!!「米粉麺」でなくて「米線」よっ!!「米粉麺」とかいて「米粉(コメコ)の麺」という意味にしたかったのかしら? 香港では「米粉」と「米線」は麺の種類としては似て非なるもの。

日経新聞さんにはこちらの記事をお贈りしたいと思います。

米線與米粉的區別 原文網址:https://kknews.cc/food/96obpy5.html

 

FISCO(2021年4月16日):トリドール大幅続伸、孫会社が香港取引所に上場申請

トリドール---大幅続伸、孫会社が香港取引所に上場申請 | 企業情報FISCO

トリドールの株価と企業情報はこちら

3397 トリドールホールディングス | 企業情報FISCO

 

トリドールの広東語表記は「東利多」

トリドールと譚仔の関係を根掘り葉掘り知りたい方は「東利多 譚仔」などで検索すると地場香港の記事が比較的ヒットします。

 

2017年のトリドールによる買収関連の記事はこの辺り。

NNA(2017年12月4日):トリドール、香港の麺チェーン店を再び買収

トリドール、香港の麺チェーン店を再び買収 - NNA ASIA・香港・食品・飲料

 

流通ニュース(2017年5月15日):トリドールHD/香港のスパイシー麺チェーンを買収

トリドールHD/香港のスパイシー麺チェーンを買収 | 流通ニュース

流通ニュース(2017年12月1日):トリドール/香港のヌードルチェーンを100%子会社化、現地シェア70%に

トリドール/香港のヌードルチェーンを100%子会社化、現地シェア70%に | 流通ニュース

 

今回久しぶりに香港で話題になっているIPO、譚仔國際。

実際のお店の様子や料理の内容を知りたい方は、香港情報ブログを覗いてみるといいと思います。譚仔雲南米線、譚仔三哥米線とも香港在住日本人の方や旅行者の皆さまなどもよく利用するようなので香港関連のブログ、主婦の方が運営しているブログにも度々登場しているのではないかと思います。

私自身は2,3度お邪魔したかしら?お味はね「ああ、なるほど、リピーターが増えやすいあの味系ね」といったタイプのお味でございました。(←個人的な感想です)如何せん、アルコール類のないこういうタイプのお店は個人的にあまり利用する機会がないので、このブログ内に譚仔の食レポは残念ながら多分ゴザイマセヌ。

 

これだけ話題になっている「譚仔國際」のIPOですが、では私が申し込むかと言ったら、う〜ん、それはどうかな。香港ベースの飲食が株価を上げていくのはとても難しいように思うかな。IPO自体は盛り上がるとは思うけど、もう少し情報収集をしてから改めて検討したいと思っています。

 

譚仔國際に関する香港の地場情報をもっと知りたいなと思う方は「譚仔 上市」「東利多 譚仔」などで検索してみると、広東語の地場情報が色々ヒットするので調べてみて下さいね。

 

お時間がありましたら母屋ブログ「香港、食、旅、仕事と時々日本」にもお立ち寄り下さいませ。

 

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