久しぶりにValue Partners（惠理集團）の投資先を確認してみる。
Value Partners（惠理集團）は香港に本社を持つ投資会社で主に中国、台湾企業に投資、ファンドによっては日本や韓国の企業も含むアジアに投資。
米国株を購入する時にARK社の各ファンドの構成銘柄をサクッとみる方がいらっしゃるように、ワタクシはValue Partnersのファンドの構成銘柄をサクッと確認。確認すると言っても数ヶ月に一度というくらいのノンびりした確認頻度。
前回の備忘録はこちら。
Value Partners（惠理集團）のファンド一覧はこちら。
Hong Kong-Fund | Value Partners
View Performanceにカーソルを置くと運用成績が現れるし、Download Factsheetsから入っていくと、過去6ヶ月分のFactsheetsもダウンロードできるようになっていて、その作りはとってもシンプルで使いやすい。
さて、気になる彼らの投資先。
China Convergence Fundの2021年3月分を見てみると、こんな感じ。
以前とだいぶ入れ替わっている。
9.7％を占めているChina Vanke Coってどこのことだろう。
普段、香港株、中国株関連企業は繁体字で見ているので英語での表記は全くわからない。気になって調べてみると、あっ、なるほど。この数ヶ月、金融ニュースで比較的聞いた企業だ。
HKG: 02202 萬科企業股份
https://stock360.hkej.com/quotePlus/2202
二季報WEBでの企業情報はこちら
万科企業,02202:企業情報 - 中国株投資情報サイト 二季報WEB
2020年10月分にはアリババは8.3％と結構な比率で入っていますが、2020年11月分にはアリババのアの字もありませんわよね。そうか、アントのIPO延期は2020年11月のことだったのか……
この11月以降、シャオミも入っていた時もありましたが、2021年3月分にはシャオミのシャの字も見当たらない。
ふぅ〜。
阿里巴巴（アリババ、Alibaba）や小米（シャオミ、Xiaomi）がこちらのファンドの構成銘柄に再び採用される日は来るのでしょうか。
アジアに目を向け、Value PartnersのValue Partners Asian Innovation Opportunities Fund。日本の企業が入っているからどこだろうと思ってみるとKuraray Coとある。
Kurarayってどこだっけ？
Kurarayって、クラレなんですって。スペル、知らなかったな。
香港にもオフィスあるじゃん！Gatewayじゃん！TSTじゃん！
ワタクシ、営業をサボっていたのでしょうか。まぁ、よい、過去のことだ。
それにしてもKurarayの海外ビジネスの比率の変化、凄いな。
WWD（2020年8月14日）：クラレ・繊維の1～6月は44％減益 「クラリーノ」主力の海外販路が新型コロナで寸断
クラレ・繊維の1～6月は44％減益 「クラリーノ」主力の海外販路が新型コロナで寸断 | WWDJAPAN.com
新型コロナの影響というのは、様々な形であったのですね。
ところで、そのクラレ、役目を終えたランドセルをアフタにスタンの子どもたちに届ける活動を続けているんですって。
Kuraray（2021年3月9日）：ランドセルは海を越えて あなたも役目を終えたランドセルをアフガニスタンの子供達へ届けませんか？
Kurarayってクラレで、クラリーノのランドセルのあのクラリーノなのね。
クラレって会社名ではあまりピンとこなかったけど、でも何でワタクシのような一般ピーポーが人口皮革の「クラリーノ」って名称知っているんだっけ？
昭和の時代にコマーシャルで流れていたのかしら？
日本企業のこと、すっかり記憶がアヤフヤだわよね。
日本企業の名前はもう１つあって、ファクトシート右側、Top holdings - fixed incomeの欄のSoftBank Group Corp
SoftBank Group Corpは良いのですが、そのSectorよね。Telecommunication Servicesとなっているけれど、えぇ〜、SoftBankは通信業でもSoftBank Groupは通信業ではないだろう……と思いきや、
【ソフトバンクグループ】[9984]企業概要 社員数や役員報酬・資本金 | 日経電子版
へぇ〜、「通信」なのね。ビックリだわよ。
外資のファンドの構成銘柄に入る日本の企業というと信越化学というイメージが強かったからKurarayというのは、今日の新しい発見でございました。
お時間がありましたら母屋ブログ「香港、食、旅、仕事と時々日本」にもお立ち寄り下さいませ。
＊＊＊免責事項＊＊＊
このブログは投資の助言や勧誘などを目的とするものではなく内容の正確性や安全性をなどを保証するものではありません。当ブログの情報で被ったいかなる損害に関しても一切責任を負いかねます。投資は損失を出すこともありますので自己責任、自己判断でお願いいたします。
