香港株詐欺、中国株詐欺。「投資詐欺」とは何だろう。気の毒なのは思わぬ所から火の粉が飛んできたシャオミJapanだと思うのよ。
このブログ、1810:小米(Xiaomi、シャオミ)とか9633 : 農夫山泉(Nongfu Spring)とか度々登場するし、特に1810:小米(Xiaomi、シャオミ)は頻繁に出てくるし、おまけに日本の方は誰も知らなそうな興味がなさそうなHKG: 9911 赤子城科技(Newborn Town)のお話もよく出てくるしで、いかにも怪しい。「今どき流行りの香港株詐欺だなっ!!」「さては、シレッと中国株詐欺につなげようとする悪徳ブログだなっ!!」とか、見知らぬ何方かに思われてしまうのではないかと、ヒヤヒヤしてるわよ。
この弱小ブログにはそんな影響力などないことは百も承知しておりますが、昨今、どこから火の粉が飛んでくるかわからないし……ほんと、そういうお話とこのブログ、全く関係ないから突撃してくるのはご遠慮下さいましね。
それにしても、香港株・中国株界隈の皆さま、色々ありますわよね。
ネットのある世の中というのは、これまで全く知らなかった人と繋がる事ができて、それまで全く知らなかった情報も得ることが可能で、それが便利で良いことばかりなのか、危険で触れてはいけないものばかりなのか、何が何だかサッパリわからない世の中となってきましたが、どうやら日本では、特にこの週末「香港株詐欺」「中国株詐欺」という類の言葉が賑わっていたようですね。
「えっ??ナニソレ?そんなん流行っているの?」
という方は取り敢えずそれぞれお好みの方法でネット内を検索してみることをおすすめ致します。投資詐欺関連の、こうしたお話は昔から存在するお話なので特にここで特定の記事を取り上げてそれについて何か書きたいというものではないのですが、1つね、今回のこの騒動、6月の第2週からSNSで急速に拡散された香港株関連の体験記事、気になってですね。
「ああ、これ、良くあるパターンだよね、ご存知なかったのか……つい最近も別の方が『実録、中継』を動画で発信していたし、SNSで知り合ってからの『購入履歴のスクショ送ってください』という流れって比較的認知されていると思っていたけれど……」と思いつつ記事を読み進めましたが、途中で、およよよよよ??と。
だっ、大丈夫ですかね。
何がって……
ワタクシが1810:小米(Xiaomi、シャオミ)の経営陣であるなら、件の内容、直ぐにどうのこうのすることはないにしても、
「先生、日本語で発信しているブログらしいのですが、どう思います??」と、ついでの時に顧問弁護士先生に軽く相談するかもな、と思ったんですよね。
シャオミから手数料を貰えるって、その解釈、なかなか斬新だわね。
小米にとって日本市場ってとても重要だと思うし、米国のゴチャゴチャが一段落して、さぁ、これからっ!!って時に、思いもよらなかった意外な所から火の粉飛んできて「シャオミJapanもホント、気の毒だわ」そんな事を考えたこの週末でしたが、この先、どうなりますかね。
今回の出来事がHKG 1810:小米(Xiaomi、シャオミ)の株価を左右するとは思わないけれど、日本市場で「シャオミ」というブランドのイメージをネガティブにさせる要素というのは十分に含まれているのではないかとは思うのよね。
中国や香港のこと全く知らない日本の人が、ふとした時に件の体験談を目にしたら「よくわかんないけど、やっぱり中国、近寄らないでおこう」と思うのは自然な流れのような気がするし、それを思うと、シャオミブランドを愛する人や、シャオミの関連者、1810:小米(Xiaomi、シャオミ)の株主がただただ気の毒だ。ご本人はね、おそらく「注意喚起」という思いで発信されているのだろうし、それが余計にやるせない。
少し話が脱線してしまいますが、投資関連の美味そうなお話って色々あって、香港でも日常的に注意喚起されています。でもそれはきっと、中国人が〜!香港人が〜!ニセシンガポール人が〜!日本人ばかりが狙われている〜!とかそういうことでもなくって、世界各国いつでもどこでもどんな形でも存在しているのだと思うし、では、きちんとした日本語で発信している情報であれば信用できるかというと必ずしもそうではなく、日本人が日本人に対し良からぬ事を企んでいるというパターンも特に海外では少なくないだろうし、もうね、わからないですよね。
対象者となった方からみると結果、資産が増えた場合は「特別枠の自分が特別ルートから得た良質な情報」であり、資産が減った場合は「悪質な情報、詐欺案件」と認識されるのかもしれないし、そうなると、はて?「投資詐欺」とは何をもって「投資詐欺」とされるのだろう。専門家からみたらきっと何かしらのきちんとした線もあるだろうから、その辺りの基本ルールに関しても知っておいたほうが良いのかもしれません。
ところで、SNSで知り合った人や得た情報とどう付き合うか。
こちらも投資に限らず、語学のエクスチェンジなどのプラットフォームでも多くの注意喚起がなされていますね。
生まれた時からインターネットというものが世の中にあって、それらを通して人と繋がることは当たり前という世代の人々は、SNSとの距離間も昭和生まれの我々の感覚とは異なるのかもしれないけれど、コワくないのかな。
わたしゃ、コワイよ、普通に。
コワイ、コワイ、コワイ。
だからきっとSNSというものが存在する世の中で、自分や他の人を含めお互いなるべく嫌な思いをしないで済むように自分サイドが出来ることといえば
* 自分自身のアンテナや危険を感じるセンサーの精度を高めていくとか、
* SNSで知り合った見知らぬ誰かの美味しそうな秘密の情報より、公式発表や一般的に認識されている媒体からの情報を得るようにするとか、
* 世界で起きたニュースや出来事に時々は目を向けてみるとか
* 情報元は1つに頼らず多くの角度から確かめてみるとか
何だ、こうして改めて書いてみるとSNSの中だけが特別コワイいう話でもなく、SNSの中でもリアルな中でもごくごく一般的なことを日々続けていくというのが必要なのだと、そんなことを考えた週末でございました。
お時間がありましたら母屋ブログ「香港、食、旅、仕事と時々日本」にもお立ち寄り下さいませ。
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