IPOの自己ルール。香港株、香港IPO。自分自身の実際の作業と、香港投資を取り巻く環境
先日、こちらの記事の中ほどで少し触れたIPOの自己ルールと目標。
ワタクシのそれはとてもシンプルで
1. 資産を減らさない
2. 申請はキャッシュ内のみ
今日はこの自己ルールなどについてもう少し。
自分は香港住まいで投資の初心者。
利用しているのは香港大手の証券会社。
現在のところの自己ルールと目標は先ほども書いたけど
1. 資産を減らさない
2. 申請はキャッシュ内のみ
IPOを申請する目的は人それぞれ様々な理由があっていいと思うけど、ワタクシの場合は「短期でほぼ確実に少しづつでも増やしたい」と至って単純。もちろん全ての銘柄が上がるというものではないわけで、申請する銘柄は結構絞るし、長期保有目的での申請はしない。ということで実際の条件と動きとしては
1. 使っていない現金があり
2. スケジュールが合う中で上がりそうな銘柄があれば申請
3. 申請は現金のみで双展(margin) は使わない
4. 長期保有目的ではなく基本、上場初日に売却
5. 長期で保有したい銘柄は一度、利確の後、落ち着いた頃に購入
6. 当選発表から上場日前日の夜7時半頃までには指値を決定
7. 暗盤(グレーマーケット)でどう動いても6の指値は変更しない
8. 上場日は売却完了のお知らせを待つのみ
全体的な流れはだいたいこんな感じだけれど、実際の作業は証券会社さんにお願いをするので自分自身の実際の作業は
「自分なりに情報収集をしつつ指値の合意と作業の依頼「Please go ahead」(実際にはここは広東語のやり取り)を出す」
というところでしょうか。上場日当日は売却が終われば証券会社さんから売却完了のお知らせが来るので、ワクワクドキドキしながらそのお知らせを待つという感じ。
日本在住時に日本株の売買をしてこなかったので日本の様子はよくわからないけれど、恐らく日本でのIPO関連の動きとほぼ似ているのではないでしょうか。違うところと言えば、当選発表からの情報収集量くらい? 指値を決める必要があるし、売却結果に大きな影響をもたらすのでそれなりの情報収集が必要になるのですが、ワタクシのように投資初心者でIT音痴となれば、その短期間での情報収集がなかなか大変。香港はもともと仕事のスピード感が日本のそれとは次元が異なり、情報の流れも早い上に嘘も真もヒッチャカメッチャカ、情報を得てからアクションに移すまでの速さも桁違いなので、広東語が多少出来るくらいではとてもとても追えきれない、というのが率直な感想。
日本の方が香港IPOを申請する場合、HSBCを使ってご自身で行うことが多いのかしら?どうだろう。その辺の事情は情報交換する間柄の相手があまりいないので様子がわかりませんが、ワタクシの場合は先ほども少し触れたけど地場、香港の大手証券会社。
何故、証券会社を使うかというと、香港IPOに関しては、先ほども触れたけど当選から売却までの数時間の作業がワタクシは自分自身では難しいと感じているので、それが大きな理由の1つ。申請、当選までのことは異国人でも難なくできるけど、満足できる価格での売却というのは少し難しいイメージ。専業投資家と呼ばれる方々はご自身でできるのだと思うけど、ワタクシのような初心者には無理無理無理。
そしてもう1つの理由は、現在、キャッシュ内での申請は手数料無料だから。もう少し正確にいうと申請は無料、売却時電話で手続のお願いをして先方に売却作業をお願いする時に少し手数料がかかるという形。
これはどうだろう、証券会社によるのかな。証券会社以外でも、銀行もサイトではなくてアプリで申請したら手数料無料とかもあるようだし、イチイチ紙の申請用紙に記入して小切手を同封してという申請方法であった時代とはだいぶ事情が異なり「アプリ」というもがこの世に登場してから「IPO申請手数料的な何か」というものを徴収していたらお客様が集まらない時代になっているのかもしれませんね。
香港事情としては、証券会社は大から小まで色々あるし、地場系になればなるほど英語は通じなくなるしで初めは近寄りがたいかもしれないけれど(実際、怪しく香ばしいかほりムンムンの金融機関やIFAは山のように実在していそうなので注意、注意!)香港生活や香港事情に少し慣れてきたら色々探してみるのも良いかもしれません。香港株、中国株はもちろん米国株も可能だし(でもワタクシの所は米国株は手数料が高いから細々したトレードには向かないけど)、為替レートも銀行より良いし、保険商品の面倒も色々みてくれるからイチイチ自分が各保険会社を走り回って情報収集する必要ないし、頼もしい存在。だからやはり、自分の投資のリズムやスタイルに合ったIFAと出会うというのは結構重要だったりするというところなのだと思うのですよね。
ここまで熱く語ってしまうと「オヤオヤオヤオヤ、証券会社の回し者かな?」と思われそうですが、そうであればワタクシ、なりふり構わずもっと他の方法でガツガツ宣伝しまくります、きっと。証券会社の回し者ではないのですが、自分自身がこの金融商品天国、投資環境天国の香港で四半世紀という長い期間を生きていながら、興味や知識がなかった為に、大きな機会を自ら拾えずにいたことに今更気づいて、思うことが色々あるわけです。
今、香港はCovid-19だけでなく、様々なことで揺れに揺れまくっていて、もしかしたら日本の方からみたら少し怖い状況に感じる場所になっている香港かもしれないけれど、それでも、何の因果か縁あり香港で暮らさなくてはならない日本の方々がいるならば、せめて、この時代に香港に来たことを人生のアドバンテージとできるような日々になったらいいなと、そんな思いがないわけでもなく。
そうは言っても「日本人を騙すのは日本人の場合が多いこともこれまた事実かもかも」という事は常に心のどこかで覚えていて欲しい1つのことで、昔ほどではないにしてもそういったことは今の香港でもそこそこ健在だと思ふ。キチンとしたライセンスを所持している方はキチンとしたライセンスを所持しているが故、ネット内では適当な事を発信することがなかなか難しい立場でいらっしゃる場合もあると思うので、ネット内に転がっている情報は、このブログも含め疑って掛かるくらいの用心があってもいいかもしれません。
香港のIPO、自己ルールをちょっと書いておこうと思っていたのに、思いの外、香港事情になってしまいました。旧正月前のIPO申請は残すところあと1つ。
6606:諾輝健康 New Horizon Health
折角の香港生活だもの、資産形成を前向きに行って行きましょう!
***免責事項***
このブログは投資の助言や勧誘などを目的とするものではなく内容の正確性や安全性をなどを保証するものではありません。当ブログの情報で被ったいかなる損害に関しても一切責任を負いかねます。投資は損失を出すこともありますので自己責任、自己判断でお願いいたします。